座学とワークショップで学ぶリスク対策研修全社的リスクマネジメント(ERM)習得講座COSOフレームワークでリスクマネジメント活動を全社に落とし込む

「座学とワークショップで学ぶリスク対策研修」はBCPと危機管理の専門メディア「リスク対策.com」が選りすぐりの専門家と共同して企画したオリジナルの研修です。一方的な講義だけではくみ取りにくい実践的な気付きを、グループ学習などを通して、他業界・他社などの多様な視点を交えることで得ていただくことに重点をおいています。

講座概要

本講座では、受講者が全社的リスクマネジメント(ERM)の基本的な知識を習得し、COSOフレームワークを用いてリスクマネジメント活動を全社に浸透させる能力を身につけることを目標としています。

講義では、リスクマネジメントの基本概念から事例に基づいた、組織への落とし込みの具体的な実践方法、構築時の留意点までを学びます。

ワークショップでは、受講者同士で自組織の取り組みや状況を共有し合い、ディスカッションを通して課題の改善を図るとともに、講師がそれぞれの取り組みについてアドバイスと講評をします。

対象職域

リスクマネジメント / 危機管理 / 総務 / 人事 / 広報 / 監査・内部統制 / 情シス / 役員

関連キーワード

  • ERM
  • COSOフレームワーク
  • ISO
  • リスクマネジメント
  • ガバナンス
  • マネジメント
  • 3線防止
  • 無意識のバイアス
  • ヒューマンエラー
  • 非財務要素
  • ESG
  • 内部統制

本講座に関するご不明点等は下記までお気軽にご相談ください。

新建新聞社
危機管理メディア事業部 教育事業担当
メール:cs-risk@shinkenpress.co.jp
電話:050-5783-2011

プログラムと学習目標
9:45
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10:00
オリエンテーション(9:45-10:00)
10:00
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11:00
1限目 座学:COSOフレームワークの概要を理解する
  1. リスクマネジメントとCOSOフレームワーク、ISOの関係と特徴を理解する
  2. 経営管理体系の中におけるガバナンスとマネジメントにおけるリスクマネジメントの意義を理解する
  3. 経営体系の中にERMを構築する際の留意点をCOSOフレームワークの条文に照らし理解する(ガバナンス、マネジメント、3線防止など)
  4. 現在の企業のERMの構造を理解する
11:10
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12:10
2限目 COSOフレームワークの概要と5領域・20の原則を理解する①
  1. 「ガバナンスカルチャー」と、かかる主要原則を理解する
  2. 「戦略と目標設定」と、かかる主要原則を理解する
13:00
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14:00
3限目 COSOフレームワークの概要と5領域・20の原則を理解する②
  1. 「パフォーマンス」と、かかる主要原則を理解する
  2. 「レビューと修正」と、かかる主要原則を理解する
  3. 「情報、伝達および報告」と、かかる主要原則を理解する
14:00
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14:40
ワークショップ
  1. 自社のERMの現状を把握する
14:50
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15:20
4限目 座学:事例でリスクマネジメントを学ぶ
  1. リスクマネジメントの失敗事例を学ぶ
  2. 過去の倒産・失敗事例を引き合いにCOSOフレームワークの指摘事項を理解する
  3. ERM構築の重要さを理解する
15:20
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16:20
ワークショッ
  1. 自社が経験した、あるいは今後心配な事象をCOSOの枠組みで考える
16:30
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17:10
5限目 まとめ + 質疑
  1. COSOフレームワークの限界を理解する
  2. ERMの実行性に関する留意点を理解する

講師

後藤 茂之RMアドバイザリー社 代表

大阪大学経済学部卒業後、コロンビア大学ビジネススクール日本経済経営研究所・客員研究員(1996~1997年)を経て、中央大学大学院総合政策研究科博士課程修了、博士(総合政策)。中央大学経済研究所客員研究員、日本リスクマネジメント学会・評議員、ソーシャルリスクマネジメント学会・理事。38年間大手損害保険会社及び保険持株会社にて、企画部門、リスク管理部門、国際業務部門等に従事。経済価値ベースの企業価値管理、ERMの構築・強化などの業務に携わった後、現在まで9年間大手監査法人にてリスクアドバイザリーサービスに携わる。また、この間大学、大学院の客員教授、非常勤講師、セミナー、講演などを行う。主な著書に、『ESGリスク管理』中央経済社(2023年)、『気候変動時代の「経営管理」と「開示」』中央経済社(2022年共同編著)、 『リスク社会の企業倫理』中央経済社(2021年) などがある。

講座開催概要

形式
リアルな会場で、座学による基本的な枠組みの理解と1組3~5人程度のグループによるワークショップ、ディスカッションによる気づきと落とし込みで演習運営者に求められる実践的なスキルを身につけていただきます。
テキスト
COSOフレームワークの内容に基づいたオリジナル資料
受講料
一般 7万7000円/人(税込)
リスク対策.PRO会員 4万9500円/人(税込)
※チーム契約の場合、1人分の受講料で2人参加可能。3人目以降は1人あたり半額。
※請求書払い。
※見積書や領収書が必要な方はお問い合わせください。