セミナー・イベント情報

台湾有事など海外危機事案発生時における状況判断力研修

このイベントについて

近年、台湾海峡情勢の緊迫化、中東情勢の不安定化、感染症の再拡大、クーデターや暴動など、企業活動に影響を及ぼす海外危機は複雑化しています。しかし実際の危機では、「情報がない」のではなく、報道、SNS、政府発表、現地駐在員からの報告など、膨大な情報が短時間に流入します。その中には誤情報や未確認情報も含まれ、判断を難しくします。

企業に求められるのは情報収集そのものではなく、「何を決めるために、何を知るべきか」を明確にし、必要な情報を経営判断に使える形へ加工する能力です。

状況判断力研修

駐在社員の退避などに必要なインテリジェンス手法を学ぶ

本研修では、軍事・国家安全保障分野で発展してきたインテリジェンス活動の考え方を原点とし、企業向けに分かりやすくアレンジした「意思決定中心型」の情報活動モデルを用います。午前は、身近な天気予や実話「Apollo 13(アポロ13)の地球帰還」などを題材に、情報を判断材料へ変えるプロセスを理解します。午後は台湾有事を題材とした「情報図演(Intelligence TTX)」を実施し、駐在員退避や事業継続判断に必要な情報活動を実践的に体験します。

こんな方におすすめ

• 経営層への情報提供や危機時の意思決定支援を行う方
• 危機管理・リスクマネジメント・BCPを担当している方
• 経営企画・事業戦略・海外事業・地域統括を担当している方
• 経済安全保障・法務・コンプライアンス・セキュリティを担当している方
• サプライチェーン・調達・生産・物流のリスク対応を担当している方
• 駐在員・海外拠点・現地従業員の安全管理を担当している方
• 「ニュース収集」で終わらない企業インテリジェンス機能を構築したい方

    プログラム

    時間 内容 ポイント
    09:45-10:00 オリエンテーション 「情報とは何か?」事前ワーク/研修ゴール
    10:00-10:25 なぜ今、企業にインテリジェンスが必要なのか 情報過多、地政学、経済安全保障、危機時の意思決定
    「孫子の兵法」に見るインテリジェンス
    10:25-10:55 Work 1:天気予報で理解する意思決定支援 観測データを加工し、意思決定支援を行うプロセスを身近な例で理解
    10:55-11:20 インテリジェンスの基本構造 Data → Information → Intelligence → Understanding → Decision
    11:20-11:30 休憩
    11:30-12:05 Work 2:アポロ13号地球帰還の例に学ぶ非常時の情報活動と判断 目的、判断、重要情報要求、外部/内部情報要求、個別情報要求
    12:05-12:30 分析の基本 情報源評価、事実と推測、仮説、反証、認知バイアス、欺瞞
    12:30-13:15 昼休憩
    13:15-13:35 情報図演 Case Brief 架空企業、台湾拠点、役割、意思決定課題を確認
    13:35-14:15 PhaseⅠ:情勢緊迫化 重要情報要求に基づき、収集計画および仮説を作成
    14:15-14:55 PhaseⅡ:情報錯綜 政府発表、現地報告、報道、SNS等を評価し、状況理解を更新
    14:55-15:05 休憩
    15:05-15:50 PhaseⅢ:重大危機 兆候・判断指標(意思決定マトリクス)、行動変更基準を設定
    15:50-16:25 経営向け情報ブリーフの作成 1ページで評価指標、根拠、確信度、提言などを整理
    16:25-16:55 情報ブリーフィング(経営層報告) 各チームが報告を実施
    16:55-17:20 AAR(振り返り) どの情報に引っ張られたか/何を知るべきだったか/どう改善するか
    17:20-17:30 総括・質疑応答 明日から実践する1つの行動を決める

    ※スケジュールは目安です。当日の進行により前後します


    講師

    浅野 潔 氏

    エンドステートナビゲーション 代表
    元海上自衛隊1等海佐

    詳細プロフィール

    エンドステートナビゲーション代表。1963年滋賀県生まれ。滋賀県立膳所高校、防衛大学校卒。海上自衛隊に34年在籍し、そのうち約20年を演習領域に参画 演習の企画・運営・評価・参加を一貫して担い、海上自衛隊演習、日米共同指揮所演習、自治体・関係機関と連携した各種防災演習を多数リード。阪神・淡路、東日本大震災では現地司令部スタッフとして指揮官の意思決定を支援。米海軍大学(U.S. Naval War College)では外国人教官として世界各国の士官教育に携わり、同校の作戦術・意思決定法・演習設計の知見を、国内図上演習へ反映。

    作戦司令部の立ち上げ・運用手法を応用した「災害/緊急対策本部」の設置・運営を含む実動連携の設計に強みを持つ。2021年退官後、法人向け研修・コンサル事業を展開し、実践的な危機対応力の向上を支援中。

    開催概要

    台湾有事など海外危機事案発生時における 状況判断力研修
    主催
    リスク対策.com(株式会社新建新聞社)
    対象者
    企業のセキュリティ・リスクマネジメント・BCP担当者、総務、人事、海外拠点やグローバル業務を担う管理職 ・現地職員、経営層・役員
    形式
    リアルな会場で、座学による基本的な枠組みの理解と1組3~5人程度のグループによるワークショップ、ディスカッションによる気づきと落とし込みで演習運営者に求められる実践的なスキルを身につけていただきます。
    テキスト
    オリジナルテキスト

    研修後すぐに自社で活用できる3つの実務テンプレート付き

    ①重要情報要求・情報収集テンプレート
      何を決めるために、何を知る必要があるかを整理するシート

    ②情報加工・状況判断テンプレート
     収集した情報を、判断材料へ加工するためのシート

    ③経営層向けブリーフィングフォーマット
     結論、根拠、不確実な点、確信度、今後の判断指標、提言等を1枚にまとめる様式
     ※午後の台湾有事ケース演習で実際に使用
    定員
    24人
    ※先着順
    ※最少催行人数(10人)に達しない場合、開催を中止する場合がございます。中止の場合は11月20日(金)までに連絡します。
    受講料
    一般 6万6000円/人
    リスク対策.PRO会員 4万9500円/人
    ※チーム契約の場合、1人分の受講料で2人参加可能
    請求書払い(テキスト代・税込み)
    キャンセルポリシー
    申し込み期限以降のキャンセルは一律1万1000円(税込)のキャンセル料をいただきます。
    日時
    2026/12/02(水) 9:45~17:30(※9:30から受け付け開始)
    会場

    odoranaオフィス六本木 セミナー室
    東京都港区六本木2丁目2−6 六本木福吉町ビル 8階
    ※エレベーターは7階まで

    申し込み締め切り
    2026/11/27(金) 16:00まで

    注意事項

    ※研修内容・プログラム・演習シナリオの一部は、最新情勢や運営上の都合等により予告なく変更することがあります。
    ※本研修は、台湾有事の発生可能性や軍事情勢を予測すること、特定の政治的立場について議論することを目的とするものではありません。
    ※著しい悪天候や感染症の流行など、参加者に危険を及ぼす恐れがあると主催者が判断した場合、開催を中止する場合がございます。その際は、前日の夕方までにメールにてお知らせし、別の日程で調整させていただきます。
    ※許可のない動画撮影、写真撮影、録音は全てお断りさせていただきます。

    本講座に関するご不明点等は下記までお気軽にご相談ください。

    新建新聞社
    危機管理メディア事業部 教育事業担当
    メール:cs-risk@shinkenpress.co.jp  電話:050-5783-2011